なぜ芝居があなたの胸を打つのか

お芝居は、真実ではありません。

ノンフィクションでも、演じている人はお芝居をしています。

作りごとなのに、時々感情移入してしまうのはなぜでしょう。

 

一つは、俳優が本気でやっているからです。

その本気が、強い力があなたに伝わるからです。

 

強い力って、力みとか目ヂカラじゃないですよ。

これって、雰囲気であなたに伝わりますよね。

 

 

もう一つは、あなたに受け入れる素地があったからです。

 

 

+++ +++ +++

 

 

レメディーひとつひとつには、深さがいくつかあります。

軽いものから深いものまで。

 

あなたに似ているレメディーでも、深さはいろいろです。

それが、どんなレベルであなたを揺さぶるのか。

 

 

さきほどのお芝居のはなし。

例えば、これでさよならという場面。

 

そこそこの演技で深く感動する人もいれば、しない人もいる。

 

涙を流したり、何も言ったりしないけど、

視線を外すタイミング、微笑みの強さ、間合い・・・。

目に見えない雰囲気を感じ取ってこころ揺さぶられる人もいれば、

何げなさ過ぎて揺さぶられない人もいる。

 

 

これでさよならという状態を

あなたがどれだけ深く感じているかによって、

その場面の入って来かたが違います。

 

深い芝居を感じる方がいい、という事でもない話です。

 

あなたの中の何らかの体験が

消化されていたら。

あるシーンは懐かしく、一瞬その感情を鮮やかに蘇らせ、過ぎ去っていくでしょう。

 

 

もし消化されていなくて、そのままだったとしたら。

その深さと、お芝居の深さが合った時には、揺さぶりが起こります。

そして、その事が消化されるでしょう。

 

レメディーの種類と深さが合うって、そういうことです。

 

あなたに揺さぶりをかけるものは、レメディーじゃなくてもいい。

でもお芝居はいつ出会えるか分からないけど、

その気になればレメディーには出会えます。

 

ホメオパスは、それを探すのが仕事です。