30Cという刺激

レメディーの作り方は・・・

抽出した、あるいはすりつぶした物質を水やアルコールで100倍に薄めます。

そして、トントンと振盪させます。揺り動かすんです。

これで1回。

これを、1Cと数えます。


なので、30Cとは、これを30回繰り返した、ということ。

家庭用キットのレメディーは、大体この強さです。

 

レメディーの原料となるものには、そのまま摂ると有毒なものもあるのですが、大体26Cぐらいで、肉体に作用する粒の大きさではなくなります。


だから、肉体的には作用しません。

 

元の物質は、限りなく小さくすることができますが、

小さくなるほど、その人の物質(つまり肉体)ではない領域、

すなわち「気」の状態に働きかけるようになります。

 

私たちはウキウキしたり、悲しくなったりと、いろいろな「気」「持ち」になるので、

どの領域のことを言っているのかは、よく分かりますよね。

 

心配な事があると胃が痛くなったり、その心配事が解決するといつの間にか

胃の痛みも無くなったりした経験もお持ちだと思います。

肉体と、気持ちは併走して、互いに作用し合っています。


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さて。

 

家庭用キットとして、200Cという強さで売られているレメディーもあります。

これは、薄めて振盪を200回繰り返したレメディー、ということですね。

今までの話からすると、肉体の領域よりも

もっともっと「気」の領域に作用する強さになっている・・

という事が、お分かりいただけますか?

 

セルフケアでレメディーを使いたい場面というのは、

ちょっとした体調不良や、ケガをした時だと思います。

そういう場面には、30Cという強さで十分です。

 

体調不良や、ケガをしている「気持ち」の状態へも30Cは働きかけることが

来ます。


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私は、独学でセルフケアを始めた頃、なんだか200Cの方が強くしっかり効きそうな気がしてけっこう使っていました。

 

でも、効果がよく分かりませんでした。

 

いま、それはなぜだったのか考えてみると、

*自分の状態を観察することに慣れていなかったので、鈍かった。

*合わないレメディーを選んでいた。
・・・からだろうと思います。


より「気」の領域が揺り動かされるということは、

いますぐには思い出せないぐらいの過去の記憶や、

深く沈んでいる感情が刺激された
ということです。

 

食べ過ぎて腹痛、とか風邪で高熱、とかいう時にちょうどいい深さではないのです。

 

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もしあなたが、セルフケアで200Cを気軽に摂っていて、しかも「あんまりよく分かんないなあ」と思っていたら。

 

しばらくレメディーを摂るのを止めてみましょう。


そして、どうしても今は摂りたいと思った時に、

30Cを摂ってみましょう。


状態を数値化するとしたら、10から減ったか?増えたか?

気分はどうなったか?

など、観察してみましょう。

 

合うレメディーを選べた時は、30Cという刺激のちょうどよさに驚くはずです。