その選択をするまでに

 

以前、女優のジュリー・アンドリュースがインタビューで、

「Do your Homework」と言っていました。

 

「今やるべきことをおやりなさい」

チャンスが来た時、確実につかめるように。

という意味なのでしょう。

 

やっと巡ってきたチャンスをつかむためには、

それまでの準備がモノを言うのでしょうね。


この言葉は、ビッグチャンスだけを指しているわけではないようにも思われます。

 

 

何かを見聞きして、自分に引っ掛かるか引っ掛からないかという基準は、

最近世間で話題の○○だから、というものから、

誰も言ってないけど、これは私が感じていたことと同じだ

というものまで様々なレベルがあります。

 

 

全て物事は形になる前から、その萌芽は出ています。

それをキャッチできるか。

 

これって特別な人だけの才能ではなく、

じつは私たちが全員持っているものです。

 

 

例えば・・・

この人の言っている話からは出てこないけど、

なんかこういう事を考えてそうな気がするなあ、とか。

言外から感じるものって、あるでしょう?

 

たぶん友近の芸に笑っちゃうのは、

彼女がその「言葉に出来ない感じ」を形にしてくれてるからでしょう。

 

もちろん、私たちの中には自分の経験からくる思い込みもありますから

それを検証することも必要です。

 

人類の進歩も、まだ形になってない何かを追いかけて、

それを検証する科学が後からついてきて・・・の繰り返しですね。

 

「直観」は本質を素早くつかむけど、保証はない訳です。

それを証明していくのが、科学。

 

どちらも必要だと思います。かかる時間が違うのですね。

 

私たちの日常にもこれが起こっていると思うのです。

これをするか、しないか。

この人の話を聞くか聞かないか。

私たちはいつも何かを選びとります。

成長のチャンスが転がってると言ってもいいですね。

 

「チャンス」というと掴んだ方がいいような気がしますが、

選ぶことだけがいいわけではなくて、

選ばないことが大切な時もあります。

 

どちらを選択するか?

 

検証と直観がバランスよく働くように、

そして直観が冴えわたるために、

「Do your homework」が必要なのだと思います。