このような活動をするようになったきっかけ

 

かつて私は、頭痛もちでした。

 

頭痛もちの方はよくお分かりになると思いますが、

痛いと、何も考えられないし、出来ません。

 

時と場所を選ばず起こるので、頭痛薬が手放せませんでした。

頭痛が起こるたびに飲む。頻度が高まってくると、

だんだんと効かなくなってきます。

 

 

「飲まずにやり過ごせたら、どんなにいいだろう」を痛感したのが、妊娠中でした。

10週目の胎児がお腹に居る時に、

どうしても我慢できない頭痛に襲われ、

産婦人科から処方されていた頭痛薬をとりました。

アセトアミノフェンというものです。

 

これは、妊婦が摂ってもOKとされている鎮痛剤ですが、

摂った後ながらだんだん気になってネットで調べ、

副作用の記事を見つけては不安になる毎日を送りました。

(その不安は、定期的な検査で元気に成長している様子が窺えるうちに落ち着いていきましたが)

 

 

私は助産院で子供を産もうと決めたので、そこの助産師さんに

「自力で産むためにはそれなりの体力づくりが必要」と厳しい食事指導や運動指導を受けました。

要らないもの、必要なもの・・・。始めは大変でしたが自分の食べ方を見直したところ、

頭痛になる回数が激減していきました。

 

もともと一般的に言われているような栄養学に関心は持っていたのですが、

当時の私にとって助産院で知った食養生は、知らない事だらけで。

 

有無を言えない状態で実践し始めたのですが、頭痛が起きにくくなったことと、

身体の余分なものが抜けていったことで、食べ方の影響を痛感しました。

これがきっかけで興味を持ち、食べ物の持つ力や食べ方についてずいぶん学びました。

 

 

その後、セルフケアで不調を和らげることが出来れば・・と、

ホメオパシーやレイキを学び始めます。目からウロコの世界でした。

 

そして、もう鎮痛剤に頼らなくても、自分で頭痛をなんとかしていける。

そう思えるようになり、薬を手放しました。

 

こんな日が来るとは。あの時、ホメオパシーやレイキを手にとった自分に

「よくやった!」と言ってやりたいです(笑)。

 

 

困ったときに病院という手段しか知らない場合、不調になると不安がつのります。

ですが、人の仕組みをいろいろな角度から知ると、

不調も受け入れられるようになり、落ち着いて向き合えるようになりました。

 

こういうやり方があると知ったことで、私の人生はずいぶんよい方へシフトしていきました。

知らなかったら普通に歳をとり、何かを嫌だなーと思いながら、ジタバタ過ごしていたと思います。

 

 

私は知ることが出来て良かったと実感しましたが、これら代替療法と呼ばれるものは、

何かと一般的な医療や世間とぶつかってしまいます。

 

その壁は素人目にもとても分厚いもので、そこをなんとかしようとすることは、徒労に思えました。

そんなことに力を注ぐよりも、家族という小さな範囲に恩恵が受けられ、

その面白い世界を自分で深めていければそれでいい。

そう思っていたのですが。


40歳を身近に感じる年齢になった頃、人の役に立つことをしていこう、

ふと思いました。

 

それからいろいろな事に出会い、今に至ります。


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私がこれまでの経験から考えたことが2つあります。


1つ目は、痛み一つとっても

食べ方やとり巻く環境だけが原因ではなく、

環境に対する自分の反応も関係しているということ。

 

人は肉体と感情、どちらかだけでは存在しておらず、

それらが影響を与え合って生きているからです。

 

 

2つ目は、人が異質なものに出会った時の拒否感は、

自分の心地よい領域を脅かされそうな不安からきているということ。

 

それは異質の形がなんであれ、国家間や宗教間などのレベルから、

味付けのこだわりを主張する知人との間に至るまで、毎日どこでも起こっています。

そしてこれが、ずいぶんと私たちの心身に影響を与えている。


でも人はそういうものだということを分かった上で、思いがけない接点が見つかればそれは、

ワクワクするような何かを生み出せるかもしれないと思うのです。

 

人は、そうやってこころが満たされれば、安心して終われる。

時間の長さはあまり関係ない気がします。


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だから、ぶつかることで突破するのではなく、「思いがけない接点」を探しています。

 

そういう考えのもと、自分の不調を改善していきたい方を対象に

本当に使えるセルフケアのやり方をお伝えしています。