「診れる」ホメオパスの条件

 

↑これには、もちろん
こちらで書いた条件も必要です。


でも、それだけでは足りないと
私は考えています。


これは、過去に自分がクライアントとして受けた
コンサルテーションで気付いたことです。


例えばそのホメオパスに全く考えもしなかったような事が
クライアントの口から出てくると、ホメオパスはついそれに引っ張られることがあります。
その事を奇妙に感じたり、特徴的だと捉えたりするのです。

 

これでは、もっと診るべき本筋から
逸れてしまう危険性があります。


「ホメオパスは、偏見なき観察者であれ」

これは、ホメオパシーをきちんと体系化した
ドイツの医師、サミュエル・ハーネマンの言ったことです。


例えば「自分を律することを苦に思わない人」がホメオパスだとします。

なかなか約束を守れない、というクライアントの話を聞いた時に
そのホメオパスはクライアントのことを「意志が弱い人」と観察するかもしれません。


でもクライアントが約束を守れないのは

 

記憶力が悪いからかもしれませんし、

 

「決められている」状況から逃げ出したくなるから、かもしれませんし、

 

もっと大切と思う事が出て来たら、
迷わずそちらを選択する性分だからかもしれません。

 

 

そこは、深堀りしてみないと理由がわからないのです。
そして、口から出てくる言葉だけでなく、
その雰囲気や熱量などを感じ取るセンスも必要。


だから、
はっきり分かっている事と
その周りにある、未分化の状況まで
捉える人でないと、
合うレメディーにはたどり着けないのです。

 


とはいえ、「偏見のない観察者」なんていません。
人は自分の経験したものを使って、新しい情報を整理していくからです。
偏りがあって当然です。

 


では、どうすればいいのか?

 


自分の経験にないことがあるのかもしれない。
そしてそれは、全く奇妙なことではないのかもしれない。

 

できるだけ、そのような姿勢を貫いているホメオパスを
探すことです。

どんな考えを持っているのか。


興味を持ったら、メールで尋ねてみることも
お勧めします。
そうすれば、よりそのホメオパスの資質が分かるからです。