薬物の陰陽考

 

「ねほりんぱほりん」という番組があります。

 

ちょっと素顔を晒しては話せないような話を
当人から直接、YOUさんと山里亮太くんが聞く、

という番組。

 

生身の人間を写しての「根ほり葉ほり」では

あまりに生々しいので、
写真のようにモグラとブタの人形が喋ってることに

なってます。

 

でも声はリアルで、話の内容は赤裸々。
毎回テーマが興味深いです。

 

「ハイスペ婚の女」
「痴漢えん罪経験者」
「元国会議員秘書」
「偽装キラキラ女子」・・・

 

自発的にか、心ならずもの違いはあるけど
つき進んだ人の話は力強いので、引き込まれます。

 


「元薬物中毒者」がゲストの時もありました。

 

クスリをやっている間は、
トイレの灯がキラッキラに見えて
30分以上飽きずに眺めていたり、
店の商品を一つ一つ丹念にじーっと見るのが楽しくて
一日中過ごせたのだそうです。

すごい高揚感が味わえるのでしょうね。


まあ、その後の揺り戻しが大変だという話でしたが。

 


そこまで異様に強い力ではないけど、
私もお酒は飲みますので
薬物はすごく陰性が強いのだろうなという想像はつきます。

 

アルコールが回った時や高熱がある時って、
アイディアが次々に湧いてきませんか?

 

 

陰は広がる力。陽はまとまる力。

 

「直観」と「検証」は
私たちの中に同居していますが、

 

とても陰性優位になると
直観の方が動きが速いので
突っ走るんでしょうね。

 

社会的人としての時間が長くなると、
あまり直観が出る幕がないために
一度その「走る快感」を味わうと
なかなか戻れないのかもしれません。

 


生きている私たちは、
振り子のように、絶えず
陰性っぽさ、陽性っぽさのどちらかを行き来しています。

 

どちらかに大きく振れれば、
揺り戻しも大きい。

 

 

そういう視点から身の周りの現象を見ると面白いですよ。

 

ねほりんぱほりんも面白いです。