レメディーの作り方
自然界にある物質からそのエキスを抽出し、水とアルコールの混合液で薄め、振動を与えます。この工程を繰り返してレメディーは作られます。 現在は、主にイギリス・フランスなどのヨーロッパで、専門の製薬会社によって作られています。
レメディーはあらゆる植物・鉱物・動物などから作られますが、これらの中にはそのままでは有毒で摂ることの出来ないものも沢山あります。それを天文学的に薄めることで、毒性を取り去り、振動を与えることでその物質の本来持つ力を活性化させるのです。
なぜこの植物は湿地に生息し、蔓を伸ばすのでしょう。
なぜあの動物は落ち着き無く動き回り、この鉱物は毒性が強いのでしょう。みなそれぞれにそうなっていった戦略、エネルギーの方向性があるのです。
冒頭で例えば頭を「痛くさせる」物質を摂る、と書きましたが、正確にいうと、「痛くなったように思わせる」のです。薄めることで原物質の影響は無くなるのですが、そのエネルギーがしっかり残っているのです。本物を取り入れるのではなく、本物の写真を取り入れる、という感じでしょうか。
このためホメオパシーは、あらゆる「毒」も改善へのツールとして使うことが出来ます。
ここが同じ自然療法の中でも、ハーブや漢方とは大きく違う点です。
このように非常に薄められたレメディーですので、確立された当初から、ホメオパシー療法は一部の人々から非難も浴びてきました。
「そんな薄めた、ただの水が効くはずがない」と。
誰でもそう思うのが当然です(私もかなり疑っていました)。
でも、レメディーを摂って改善した、ありとあらゆる事例がたくさんあるのです。ホメオパシーを利用する人、提供する人ですらそのほとんどが半信半疑で始め、それでも効果を実感してきた人達です。
批判をなさっている方々はおそらく、理論を聞くだけで経験されていないか、合わないレメディーしか摂られた事がないのだと思います。
ちなみに、「極端に薄めたただの水・・」では、レメディーになりません。薄める過程で、必ず振盪(叩いてそのエッセンスを活性化させる)を加えているので、その物の持つ力が生きているのです。
科学的に根拠を証明することが難しい鍼治療や漢方薬も、沢山の実証を積み重ねて来て、今ではほとんどの方がその効果を認めておられますよね。
西洋医学の進歩はめざましいものがありますが、私たちの成り立ちはまだまだ分からないことだらけですし、どうしても数値や誰の目にも明らかな形では証明出来ない部分があります。私たちは肉体だけで存在するのではなく、感情や精神性など、目に見えないものも同時に携えて存在しているからです。
勿論、そういった生き物へ向き合うゆえの難しさや、そこからくる「提供者の質が様々」など、指摘どころが大いにあるのはよく理解できます。
しかし「今持っている知識で理解できないから科学的でなく、信用できない」だけで全てを否定してしまうのは乱暴です。
「ただのプラシーボ効果(効くという思い込みによる改善)でしょう?」と言う方もいます。それでしたら、思い込みの強い方にはどのレメディーを摂っていただいても効くでしょう。しかし、このレメディーを摂っても何も改善しなかったけど、別のレメディーを摂ったら速やかに良くなった、という事がホメオパシーではよく起こるのです。
そして、適切なレメディーは、言葉の分からない赤ちゃんや動物にも、ちゃんと効果があります。
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